全国的に梅雨の真っ只中で、雨が鬱陶しく感じる季節ですが、色鮮やかに咲く紫陽花を見ると心が和みますよね。
開花してから色が変化するところから「七変化」という異名をとる紫陽花の中でも、私は「白い」紫陽花が好きです。
紫陽花は用土のアルカリ性・酸性の度合い(㏗)によって色が変わります。酸性の土では、アルミニウムが溶けて根から吸収しやすくなり、紫陽花に含まれる「アントシアニン」という色素と反応し、紫陽花の花の色は青色になります。一方、土が中性やアルカリ性ですと、アルミニウムが溶けにくく、根から吸収されにくいため、紫陽花の花の色は赤色にあります。
「白い」紫陽花は?というと、この「アントシアニン」という色素を元々含まないため土壌の㏗(酸性度)に影響されることもなく、常に白い花を付けるのだそうです。
我が家では昨年植えた紫陽花が、今年初めて可愛い、赤紫の花を咲かせてくれました。最近は品種改良が進み、大きさ、花のかたち、色もさまざまで品種は2000種類以上とも言われています。
皆さんも、この季節だから楽しめる紫陽花を見に、雨の中をお散歩してみてはいかがですか?
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