商品:3台ローテーション2台並列運転インバータ式給水加圧ポンプユニット
今回は某老健施設の給水加圧ポンプユニットを更新しました。
既設ユニットは2003年製で設置から19年経過していた為、
基板関係の経年劣化や部品供給の可否を憂慮し現行品への更新を提案し、
受注・施工しました。
<既設ユニット>
現行品は吸い込み口の高さ、吐出配管の取り合いが変わるので、
事前に十分な現場調査・採寸を行い、配管の改修を極力少なくするようポンプ架台等の事前準備を行いました。
<吸い込みヘッダー管の設置と架台設置状況>
更に、給水加圧ポンプが施設内へ水を送る役割を担っていることから、
取替作業に際しては断水工事が伴います。したがって吸い込みヘッダー管を事前に内作し、
断水時間の縮小に配慮しました。
加えて施設利用者の負担を軽減するため施設側と協議の上、夜間にて作業を行わせていただくことにしました。
これらの事前準備が功を奏して、利用者の皆様に不便を感じることの無いよう、
限られた時間内での取替作業と試運転調整を無事終えることができました。
<新設機器写真1>
<新設機器写真2>
今回のポイントは以下の2つです。
①配管の接続位置の高さや面間寸法が変わっても、架台やスペーサー等を利用して、大幅な配管変更なく作業可能にした。
②給水ポンプは施設利用者のライフラインとなるため、利用者様に負担が無いよう、作業時間の短縮を図るとともに施設側のご理解を得て夜間作業を選択した。
既設の機器と同様の寸法であれば置き換えるのみの対応ですが、約20年経過している製品と現行品の寸法等が同じということは稀です。
しかしながら、弊社では常日頃より関わっているお客様のご利用状況を把握し、
ご負担を極力減らすよう創意工夫を凝らして最短、最安で仕上げるように努めております。
もしお悩みやご相談等ありましたら、お気軽にお問合せください。