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温泉施設や井水を利用している場合、よくある悩みの一つがスケール障害です。
今回は、温泉の温度が上がらないというお悩みを解決させていただいた例をご紹介します。

スケール障害が起こると、配管閉塞、送水ポンプの不良、ろ過装置のろ材が固まるといった問題が発生しますが、昇温不良が起こる例もあります。
昇温は一般的には熱源(温水ヒーター・蒸気ボイラー等)+熱交換器を利用して行いますがスケールにより熱交換器の伝熱面がコーティングされたような状態となり、正常に熱交換が行われないことが原因で昇温不良が起こります。

今回、このような状況が発生し弊社では先ずは水分析による水質把握を行い、その結果から温泉水スケール分散剤(写真1)と薬液比例注入システム(写真2)を提案し採用いただきました。

(写真1)温泉水スケール分散剤
オルキレートU-200
(写真2)薬液注入装置
流量に比例して薬品注入

温泉水スケール分散剤と薬注比例注入システムを導入した結果。
■スケール分散剤未投入 (写真3) → 約1ヶ月でスケール発生。
■スケール分散剤投入後 (写真4)→ 約半年経過後も目立ったスケールは見られない。

(写真3)スケール分散剤未投入の熱交換器内部
(写真4)スケール分散剤投入後の熱交換器内部

このように十分な効果が発揮されています。

問題解決を考える場合先ずは現状把握を行い、プランの検討が必要です。弊社では水の分析、薬品の選定、システムの検討、導入後のメンテナンス迄ご提案させて頂きますので同じようなトラブルで悩まれていましたらぜひご相談下さい。