Information

新設の浄水設備に薬注ポンプを3台納入させて頂きました。
井水の殺菌として確実な次亜塩素の注入が絶対条件となりますが、今回紹介させて頂きます薬注ポンプはステッピングモータ駆動を採用しており、脈動が少なく微量注入(最小:0.042mℓ/min)が可能です。注入のイメージとしては注射器でいっぱい吸って“じわ~っと”吐き出す感じです。
(一般的に使用されている薬注ポンプはソレノイド電磁弁方式で電磁弁の開閉で流量を制御するため微量注入は不得意です)

機能としては29か国語に対応しており、運転状態に合わせて液晶画面の色を変え一目で運転状況が分かるので使いやすいものとなっています。その中でメンテンナンス時期になると液晶部がオレンジ色になり「まもなくサービス!ダイヤフラムと弁を交換!サービスキット97******」と表示してくれますので維持管理が容易です。更にポンプの型式・製番を画面に表示するので、万が一の故障時でもスムーズに問合せが出来ます。

その他の機能としては、一般的な薬注ポンプはエアーが上部へ抜ける構造設計となっていますが、本ポンプは構造でエアーを抜くのではなく、ポンプヘッドに振動を与えてエアーを抜く機能が備わっています。また高粘度流体・ガスを含む流体・吸込抵抗が大きい箇所などキャビテーション防止として、吸込みストロークの速度を50%または25%に減速する「Sモード」の機能もあります。
その他、次世代の薬注ポンプとしてまだまだ便利な機能が備わっていますので、新設や更新をご検討の際はお気軽にお声掛け頂ければと思います。