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今回、某施設内にあるプールのろ過循環ポンプを更新させて頂きました。
更新させて頂いたポンプは水を送水するポンプ部とポンプ部を回転させる為のモーターがカップリングで繋がれている構造のポンプになります。

このタイプのポンプはポンプ側とモーター側のカップリングの外周と隙間を一定の基準値内に調整する必要があり、調整が不十分な場合、通常より早めにカップリングの破損やベアリングの破損等の不具合が発生する場合があります。
今回は隙間ゲージーとテーパーゲージを用いて調整を行いましたが、より精度の高いダイヤルゲージを使用することもあります

渦巻きポンプ 隙間調整(誤差制度±0.1以内) 外周調整(誤差制度±0.05以内)

試運転時には新旧で流量の違いもありますので、流量計を用いてその機器に合った流量に調整しております。

流量計取付 流量測定状況 ろ過流量110m3/h

このように試運転ではポンプの芯の調整と運転状況の確認をすることでポンプが正常に運転することができ、また適正な流量に調整することでプールの衛生面も保たれます。

弊社では、機器単体だけではなくシステム全体を把握し適正な診断が行えるように心掛けています。今後もお客様にとってより良いご提案が出来るように広い視野と知識を深めて行きたいと思います。