フレコンバックの印刷を行う工程で有機溶剤を使用しているお客様から、局所排気装置の依頼があり、プッシュプル型換気装置を設計・施工・導入させていただきました。
所排気装置の設計ではフードの形状により大きく必要風量が変わります。
「囲い式」という発生源の周りをすべて囲む方法であれば風量が少なくて済みますが、作業性の観点から採用できない場合があります。
その場合「外付け式」の検討を行いますが必要風量が大きくなる事によりファンの能力・ダクト径も大きくなってしまいます。
今回はテーブル中央での作業という点から「外付け式」では必要風量が大きく、「プッシュプル型」にて提案と採用をいただきました。
「プッシュプル型」ではファンが2台必要になるので一見すると設備費が高くなると懸念されるかもしれませんが、必要風量が少なくて済むため、トータルで見ると安価にご提供が可能です。
「有機溶剤中毒予防規則」において局所排気装置・プッシュプル型換気装置後は１回/年の定期自主検査を行い３年間保存することが規定されており導入後1年を経過して、初めての自主検査代行を行わせていただきました。
弊社ではファンの点検、風量、風速も各種計測機器を揃えておりますので対応可能です。
有機溶剤による作業環境でのお悩みがあれば、提案・施工・導入後の対応迄可能ですので気軽にご相談下さい。

＜プッシュ・プルファン＞

＜プッシュフード・プルフード＞

＜ファン点検状況＞

＜風速確認状況＞