商品名
モーター規格 出力:11kw 電圧:200v 始動方法:Y-Δ方式
設備概要
散水用ポンプのモーター
紹介文
今回、某施設で使用されています揚水ポンプのモーター修理・整備を行いました。
症状としてはモーターが回らない、モーター周辺が焦げ臭い匂いがするという内容です。
モーターを分解したところ、モーター内部のコイル部分が真っ黒に焼損している状態、モーターの構造としまして主軸であるコア部(鉄心)と固定子コイル部(銅線)があり、電気(電流)が流れることによりコア部が回転しコイル部との間に磁界が発生しモーターが回転する事でポンプに回転動力を伝えます。
固定子コイル部が焼損しますと磁界が発生しませんのでモーターが回転しません。
焼損の原因は、モーターの軸受消耗による過重負荷の要因で定格電流値以上の電流(過電流)が流れ続いた為、固定子コイル部に熱エネルギーが過大となり焼損に至ったと推測されます。
焼損した固定子コイルは銅線の巻き替えをすることで正常な運転になりモーターが使用できます。
モーターの出力(大きさ)・製造年月日・環境状況によっては新品のモーターに交換した方が良い場合もありますが修理して再利用できる機器も沢山あります。
御客様の要望に迅速に対応できる様、技術向上に努めていきますので、お困り事がある際は、御一報ください。
モーター
モーター内部 固定子コイル 焼損状況
モーター 固定子コイル巻き替え状況
モーター 固定子コイル巻き替え状況
モーター 固定子コイル巻き替え後