Information

2025年、令和7年も、気づけば半年が過ぎようとしています。

近頃、世界全体がどこか落ち着かない空気に包まれていますね。円安の進行や海外での選挙・混乱など、ニュースを追うだけで少し疲れてしまうこともあります。そんな時こそ、ふと「日常」に目を向けたくなるものです。

そこで、先日東京を散策した際のことをお話しします。特に目的地を決めず、気の向くままにいくつかの場所を巡りました。

最初に降り立ったのは、丸の内の地下鉄周辺です。大手町から東京駅にかけてはビジネスの中心地ですが、意外にも静かで落ち着いた空間が点在しています。たとえば丸の内仲通りでは、ベンチに腰掛けてただぼんやりと過ごすだけでも、ささやかな贅沢を味わえます。

そこから足を伸ばし、国会議事堂前へ向かいました。政治の中枢というイメージから張り詰めた空気を想像していましたが、実際には豊かな緑に囲まれ、驚くほど穏やかな雰囲気でした。あの荘厳な建物を目の当たりにすると、「日本の仕組みは本当に盤石なのだろうか…」と、つい思いを巡らせてしまいました。

最後に気分を切り替え、上野駅方面へ。アメ横を通り抜け、少し買い物も楽しみました。これまでの静けさとは対照的な活気に満ちた空間は、また違った「東京らしさ」を感じさせてくれます。漂うたこ焼きの香りに誘われて小腹を満たしつつ、夕暮れの不忍池まで歩き、本日の散策は締めくくられました。

このように、ほんの短い散策でも気分がリフレッシュされることがあります。刻々と変化する世界情勢も大切ですが、目の前のささやかな風景にも意識を向けていきたいと感じた一日でした。