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– 商 品 –

飼育水温度制御による人工種苗生産

– 説 明 –

こんにちは。

今回は水産業が産業継続のためにどのような活動が実施されているかを
ぜひ皆様に知って頂きたいと思い紹介いたします。

近年、国内の水産業においては食生活の変化や、少子・高齢化による人口減少と魚の消費量が減少する中で、海外への販路拡大を目指して様々な工夫がなされています。

また、昨今話題のSDGsで謳われている「環境の持続可能性確保」への対応も大きな課題となっています。

自然界で採られた魚介類やその加工品はSDGsの主旨に反するものと解釈され、
先進国では受け入れを拒否される懸念があるのです。

つまり、将来に向かって水産資源保護に配慮しながら、日々安定的かつ付加価値の高い製品(魚介類)を提供していく必要性があります。

そこで人工種苗生産の役割がより一層重要になることが予想されます。

人工種苗生産とは人工的に産卵期やふ化時期を調整し、自然界とは異なる時期に魚を出荷することで、商品の希少価値を上げることを目的にした生産方法の一つです。

↓昼夜環境調整の為暗幕が張られた水槽

↓採卵の為に飼育中の真鯛(50~60cmくらいあります)

消費者に人気のある魚種を自然環境に配慮しながら、いかに安定的に市場に提供できるか・・・。

今更ながら、このような仕事に携わっていることに感謝すると同時に、
更に高い技術を提供できる様、邁進しなくてはと思う次第です。

弊社は、某種苗生産施設とのお付き合いが20数年に渡り継続しており、
様々な機械器具や制御システムを提供させて頂いています。

もし何かお困りごとがあればお気軽にお問い合わせください。