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こんにちはYKです。

時期尚早な今年の梅雨もいよいよ終盤に差し掛かりましたが、
夏服への衣替えは終わりましたか?

私はこの時期になると、今夏は何を着ようかと毎年迷ってしまいます。

しかし一方で数年前から変わらず着続けている洋服もあります。

本当に良い服なので、今回皆様にご紹介させていただきます。

まずは写真をご覧ください↓

一見のシャツですが、

実はこのシャツ…ベタシャンと呼ばれる生地が使用されてます。

意味はベタとしたシャンブレー生地。だから、略して”ベタシャン”。

…なんとも不思議なネーミングです。

しかしながら、これは本当に素晴らしい生地なんです。

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一般的にシャンブレ―生地は、

経糸(たていと)に青系色の糸、
緯糸(よこいと)に白系色の糸、

で構成されていて、見た目に凹凸感のあるものが主流です。
※シャンブレーと似ている生地でデニム、ダンガリーがありますが、生地の構成や糸の厚み等が異なります。

ところがベタシャンは一般的なシャンブレー生地とはちがい、

経糸と緯糸が濃淡のある同色の糸で織られています。

<生地アップ画像 ※同系色の糸で織られていることが分かります>

経糸、緯糸がほぼ同色なので通常のシャンブレー生地と違い、色味の濃い生地感となります。

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この生地で作られている服は、
洗うたびに独特の風合いが生まれ、経年変化を楽しむことができます。

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生地の色味や経年変化による風合いもベタシャンの魅力の一つですが、

この生地にはさらに特筆すべき点があります。

それは…

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見た目からは想像できない高い機能性です。

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日本に数台しかない織機で密度が低めに織られているので、

見た目より透け感があり、通気性も高く、洗濯後の速乾性も抜群です。

<生地の透け感>

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ベタシャンはまさに日本の梅雨や夏に最適な素材(デザイナーの努力の賜物!)で、

人に語りたくなるほど多くの魅力が詰まった生地です。

この時期、私にとっては欠くことのできない洋服、そして夏を楽しむための洋服です。

今回も新作を購入したので、今から楽しみです。