Information

商品名

液中膜カートリッジ

設備概要

施設の廃水処理装置として使用

紹介文

今回、当社で廃水処理装置の点検をさせて頂いている施設で、液中膜の取替を実施致しました。
こちらの施設では膜分離活性汚泥法を用いておりますが、膜分離活性汚泥法とは廃水中の有機物を中心とした汚泥物質を曝気槽内で発生させた微生物(活性汚泥)に捕えさせ、膜ユニット下部から曝気し液中膜を通しポンプで吸引しながら廃水する方法になります。
従来の微生物を含んだ有機汚泥を活用して汚水を浄化する活性汚泥法では、処理水と活性汚泥の分離に、沈殿槽による沈分離が用いられますが、この分離効率は活性汚泥の性状に大きく左右されてしまうため汚泥の沈降性を常に良好な状態に維持するのが難しいと言われます。
しかしながら膜分離活性汚泥法では汚泥の管理が容易、曝気槽内の汚泥を高濃度に維持できる、沈殿槽が不要なため施設がコンパクトになるなどのメリットがあります。
今回は液中膜300枚の取替でしたが、液中膜取替後の水質検査でSS(浮遊物質・懸濁物質)の数値が1mg/L未満(基準値200mg/L以下)と問題なく、安全に廃水処理することができております。
当社では廃水処理以外にもろ過装置・純水装置等水に関わる製品を多数取り扱っており、お客様のご望に合わせたご提案をさせて頂いております。

液中膜取替前

液中膜取替状況

膜チューブ取付状況

液中膜取替後(上から1列目・3列目)